海水配管には、海水に含まれている塩分などによる腐食に打ち勝つための高耐食性が必要とされます。
富士化工株式会社では、海水配管パイプとしてFRP製のフジFWパイプを扱っています。
FRPとは、繊維強化プラスチックの略称で、単体では低強度のプラスチックに繊維を混ぜこむことによって、強度を上げたものです。
フジFWパイプではガラス繊維を使用し、さらに樹脂に浸した繊維を何重にも重ねて製造するFW成形法を採用することによって、高い強度を誇ります。
また耐食性についても、パイプに耐候層・強化層・耐食層の三つの層を設けています。
FRPは元々耐食性に優れた材質ですが、この三つの層により海水の塩分や微成分のほか、酸性やアルカリ性にもより高い耐食性を発揮できるようになっています。